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Linux系メモリ空きサイズの留意点

公開日:2017年11月08日 カテゴリー:linux, インフラ, 開発

メモリ状態確認コマンド

 

このような感じで出てきますが、ほとんどの人は Mem の free 値(464) だけを見ている方も多いはず・・・

あながち間違いではないのですが、free 値はあくまで物理メモリの空きサイズであることに注意
上記の例でいくと、
メモリ400MBしか残されてない → 半分正解
メモリ大丈夫まだまだいける → 正解

前述にある通り物理メモリの空きサイズだけでみるとほとんど残されていないですが
実際使用可能なメモリサイズはここを見てみましょう。

使用可能なメモリ空きサイズは 7.7GB もあります。
この行の free値= Memのfree + buffers + cached で算出され【使用可能なメモリ】数となります。

※例えばサーバ監視ツール Zabbix のメモリ監視も、この free+buffers+chache の値を「空きサイズ」として定義しています

以上より、上記例の場合平常運転の観点でみればまだまだメモリ余裕のあるサーバーですが、
新規にアプリケーションインストールしたりして動かすには厳しいサーバーと判断できます。

◆アプリケーションを追加インストールする判断は物理メモリ空きサイズ
◆平常稼働運転において問題ないかどうか(メモリ足りているか)の判断は使用可能メモリ空きサイズ