menu

PostgreSQLのレプリケーションツール Slony のお話

公開日:2018年03月08日 カテゴリー:DB, linux, PostgreSQL, インフラ

古いPostgreSQL(7系、8系)からメジャーバージョンアップしたい!
データサイズ大きすぎてダンプリストアだとちょっとキツイ!

そんな時には Slony-I(←ローマ数字)を検討してみてください。

Slony-I は、PostgreSQL専用のレプリケーションツールです

◆特徴◆
・INSERT / UPDATE / DELETE のみ同期される
・DDL(CREATE TABLE, ALTER TABLE とか)は同期されない
・設定が若干手間掛かる
・DB単位ではなくテーブル単位で同期設定するので、テーブル数が多いと設定の手間がかかる
・テーブル追加する場合、slony 設定も変更しないといけない(そのテーブルを同期させないなら変更不要)

◆導入判断◆
・古いPostgreSQL(7系、8系)からのDB移行であること。メジャーバージョンアップOK
・データサイズが膨大。長時間システム停止させるのはNG
・同期中はDDL操作のオペレーションが増えてしまう事を許容できる
あまりに頻度が多くなりそうであれば同期期間を狭めるなどの検討も必要。
・長期的なレプリケーションしない

長期的なレプリケーション構成で運用する場合、Slonyは使わない方がいいかもしれません。

◆長期的にレプリケーションしたい
古いPostgreSQL(7系、8系)はレプリケーション機能がないので、9系以上の新しいバージョンへ載せ替えましょう。

可能であれば MySQL を使いましょう。
MySQL の方がレプリケーション機能としては歴史も古く、柔軟性に長けているそうなので
レプリケーション構成とる場合は MySQL も検討してみてください。