自分も相手も幸せにするコミュニケーション研修3回目(全3回)
今回はコミュニケーション研修の最終回の様子をお伝えしたいと思います!
テーマは『”自分も相手も幸せにするチーム作り”で共に成長するコミュニケーション「引きだす」「伝える」スキル』です。
突然ですが、みなさん「原因論」「目的論」はご存知ですか?
「原因論」的アプローチと「目的論」的アプローチでは、対話した後の感情が全く違ったので、知らない方はぜひ知ってほしいと思いました。
研修前半では、社員同士ペアを組み、決まったテーマで「原因論」的アプローチと「目的論」的アプローチで対話をするワークをしました。
では、「原因論」「目的論」とは?
たとえば、大掃除をしようと思いながら先延ばしにしてしまっているとき、
①原因は何なのか?
②どうしてそうなったのか?
③これを続けるとどうなる?
④足りないものはなに?
⑤変えるべきことは??
というように、原因を考え悪いところを直そう、とするのが「原因論」的関わりです。
逆に、
①本当はどうなったらいい?
②そうなったらどんな気持ち?
③少しでも取り組んでいること、できていることは??
④まず目指したいのは??
⑤何からなら始められそう?
と、大掃除するためには何が必要?と考え、未来に向かって行動するのが「目的論」的関わりです。
私は、同じテーマで話をしていても…
■「原因論」で対話をした後…落ち込んだり反発する気持ちが湧いてきた。
■「目的論」で対話をした後…一緒に問題解決できている気持ちになり、自分も明るくなってやる気がでて自主的にがんばれると気持ちに!!
このことから、「原因論」「目的論」の違いを知って、場面によって効果的に使い分けることで、良好な人間関係が築けるのは間違いない!
人(特に子供)と対話するときは「目的論」でアプローチしよう!と思いました。
みなさんは人とのかかわりで、「原因論」アプローチと「目的論」アプローチ、どちらのアプローチをしてますか?
人間関係には「原因論」よりも「目的論」のアプローチがとてもいいです!
「目的論」を意識し対話をすることを、ぜひともお勧めします!
次に「伝え方」。
大事ですよね。
大事だとはわかるのですが、どういった点に気を付けるといいのでしょうか?
相手を尊重し、自分の伝えたいことを伝える(その人、人柄、を否定する言い方はしない)ことが基本ですが、改善点を指摘するときの伝え方はYes,andがいいそうです。
【例】〇〇はいい・できている!そして+(具体的に)△△するとさらにいい。
私はつい子供に怒るとき「これはダメ、こーゆーところはだめ」など言ってしまうので、今後Yes,andを意識して活用したいと思いました!
そして、共に成長するするためには、勇気を与え続け、行動を後押しする関わり【勇気づけ】が大切とのことです。
人は受け入れられたとき、認められたとき、【変化する勇気】を持つ。能力がないのではない、勇気をくじかれているだけ。とアドラーは言っています。
勇気づけとは?
①感謝を伝えること
②あたりまえのことに注目
③聴き上手になる
④進歩・成長を認めること
⑤失敗も許容(チャレンジOK)
人にはもちろん、自分にも【勇気づけ】を意識して関わっていきたいですね(^^)
研修後半は、1対多のコミュニケーションでチームを活性化させる為にどういったことをすればいいのかを学びました。
話し合いや会議が、なんだかうまくいかないことはないですか?
話し合いの目的がずれたり、発言する人、しない人の差があったり、だらだらと話し込んでしまう・・など。
1対1ではなく、1対多になったときはどうすればいいコミュニケーションがとれるのでしょうか?
それを体感するために【話し合いの場をデザインする】というワークをしました。
話し合いや会議の前に、事前準備として「場をデザインする5つの要素」を設計し、それを会議の最初にみんなで共有します。
また、付箋やホワイトボードを使って話し合いを「見える化」し、KPT法を使ってふりかえりのワークにもチャレンジしました。
「見える化」することで、議論に集中でき、話し合いの流れ、ポイントがわかりやすくなったり、話し合いの成果について共通の記憶が持てる、発言を発言者から切り離し客観性を高める、議事録を書かなくてよい、などの成果が得られます。
KPT法を使ってふりかえりをすることで、話し合った内容をより理解し、次に向けての課題を共有できることを実感しました。
全3回にわたったコミュニケーション研修ですが、あらためて気づかされたことが本当に多くありました。
今回のコミュニケーション研修で学んだことを少しずつでも意識して、取引先のみなさま・社内の人間関係だけでなく、自分の身近な家族や友達にも活かしていこうと思います!!
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