【カリキュラム公開】2022年度入社前研修始まりました!その②
前回に引き続き、入社前研修についてご紹介いたします。
今回は入社前研修のカリキュラムについてざっくばらんに大公開!
▼ 目次
ウィズテクノロジーの研修の特徴
ウィズテクノロジーでは文系理系、専門卒、大卒、第二新卒といったさまざまな経歴を持つ方を新卒採用しています。
そのため、研修内容もその人それぞれにあったカリキュラムにしています。
例えば、去年の入社前研修は大卒情報系学部卒が対象だったので、いきなりJavaScriptでゲーム作成、といった具合でした。
(KくんとNくんはオブジェクト指向プログラミングで見事な横スクロールアクションゲームを作ってくれました。)
今年の入社前研修について
今年の入社前研修については現在1名の文系大第二新卒者が先行して開始しています。
そのため、去年とは異なりかなり基礎的な内容から徐々に慣れていってもらうカリキュラムです。
題目 | ねらい |
コンピュータの基礎知識の理解 | そもそもコンピュータはどのようなハードウェアで構成され、どのように動いているのかを理解すること |
HTML・CSS課題 | 基礎的なフロントエンド技術の習得と理解 |
scratch課題 | ローコードプログラミングによる基礎的なアルゴリズムと、構造化プログラミングの理解 |
JavaScript課題 | JavaScriptによる基本的なプログラミング言語とアルゴリズムの習得と理解 |
JQuery課題 | JavaScriptの主要ライブラリの使い方の習得 |
Vue.js課題 | 比較的モダンなJavaScriptのライブラリの使い方の習得 |
徐々に課題の難易度を上げていくことで、無理なくフロントエンド技術とアルゴリズムを習得できる仕組みになっています。
こうすることで、少しづつ知識を広げていき、自分で調べることや学ぶこと、つまりエンジニアとして自走できるようになります。
また、実案件で使う機会も多くなったことから今年よりVue.js課題を追加しました。
つまり、その人のスキルだけでなく、時代の変化に応じてバージョンアップしています。
さらに、さまざまな言語に触れてもらうことで、いろいろなことに興味をもってもらえるように設計しています。
入社後のOFFJTではオブジェクト指向やJava、Webアプリケーションのフレームワークの演習、サーバ構築など、
いろいろなエンジニアとしてのキャリアパスを実現できるようにしています。
研修を通じて本質的に身につけてほしいこと
ここまでざっくりとカリキュラムを公開してきましたが、入社前研修の本質的には別の意図があると思っています。
それはプログラミング・アルゴリズムの技術習得だけでなく、自分でわからないことを解決する能力―自己解決能力の習得です。
それは例えば自分で本や公式ドキュメントで調べるだけでなく、検索エンジンで調べることや、先輩社員に質問する、ということも手段です。
「なぜうまくいかないのか」や「この関数はどうやって使うのか」といったことはある程度の知識と経験があれば簡単に調べられます。
しかし、最初のうちは「調べ方がわからない」「調べたが書いてある内容がわからない」という事態に直面します。
また、「どうやって質問すればいいのかがわからない」「そもそも質問しづらい」といった課題もリモートワークということもあり、度々起こります。
こういった課題に対して、少しづつ研修課題を通して自分なりの解決策を身に着けてほしい。これが本質的に身に着けてほしいことです。
このことは我々研修担当者や先輩社員も同じです。
我々は日々「どうやったらうまく伝えられるのだろう」「どうすれば質問しやすくなるだろう」と考えながら一緒に成長しています。
つまり、研修を通じて、会社全体をより良くし、成長することが研修の機会だと私は考えています。
最後に
筆者Kは研修担当3年目ということもあり、PMという立場で、ある程度の裁量をもらい、カリキュラムを考えることや、研修対象者だけでなく、研修担当者のサポートもしています。
いわば研修担当者の研修も請け負っています。
この研修を通して、後輩社員全員がより成長できるようにこれからも全体をサポートしていきたいと考えております。
最後までお読みいただきありがとうございました。