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タイムトラッキングサービス「Timely」を使ってみた所感

公開日:2017年08月02日 カテゴリー:ツール, マネジメント, レビュー

タイムトラッキングサービス「Timely」を使ってみた所感

Timelyについて

Timelyは、
どんな作業をどのくらい行っていたかを記録する「タイムトラッキング」サービスです。

https://timelyapp.com/

実際に1週間Timelyを使いタイムトラッキングを行った評価をまとめました。

◆ 評価したプラン

Essential(登録から14日間はトライアル期間)

結論

使いやすいです。
既存のRedmineによる時間記録との比較を紹介します。

Redmineとの比較

全般

Timely Redmine
○ 優れたUI × RedmineのUI
× 日本語不可 ○ 日本語対応
× 有料 ○ 無料(サーバ費用のみ)
○ 他サービスとの連携 △ プラグインがあれは連携可能
× プロジェクトの進捗管理サービスではない ◎ 進捗管理アプリ

記録操作

Timely Redmine
○ 計測開始ボタンで自動カウントが開始する × 手動で入力
○ 自分の作業予定をカレンダーで確認できる × リスト形式
○ ドラッグアンドドロップで予定を移動できる × 編集画面から変更
○ 他のメンバーが今何をやっているか確認可能 × 不可

レポート機能

Timely Redmine
△ PJ別、ユーザ別の時間集計 △ PJ別、ユーザ別の時間集計
○ 時間にタグがつけられる(複数) △ 時間の種類を設定可能(一つまで)

このサービスを評価するに至った経緯

現状の時間管理の方法は、スプレッドシートで作業の予定を立てて時間の記録はRedmineで行うようなスタイルとなっています。
さらに、これとは別にプロジェクトの進捗管理用のドキュメントが存在し、管理対象が多く複雑になってきているのを感じています。

そこで、作業予定と実績時間の管理を一元化して、管理フローをシンプルにできないかと考えました。
また、Redmine上では扱いづらい時間の記録を親しみやすいUIで確認することができれば活用の幅も広がるのではと考えました。

サービス選定について

タイムトラッキングサービスは、Timely以外にも複数ありますが以下の点で、
Timelyを評価することにしました。

  • Googleカレンダーのようで親しみやすそう
  • 実績以外にも予定を立てられる
  • 他サービスとの連携が豊富(Googleカレンダーやtrelloなど)

Pricing

Essential・・・一人あたり月$14

https://timelyapp.com/pricing

個人用途なら、$7

機能紹介

時間記録画面

自分の予定と、他人の予定も確認できる。

レポート画面

アプリ連携(Googleカレンダー)

Googleカレンダーの予定をそのままタスク化して実績を記録できます。

所感

企業で採用する場合の障壁

このサービスが有料であることです。
加えて予実管理をそれほど重視していない場合はこのサービスに価値はありません。
その場合、Redmineで時間を記録していることにも意味は無いということですが。

Redmineとスプレッドシートを同時にメンテするコストを考えると、
予定と実績の機能をTimelyに移譲するメリットはあります。

リスクとしてはクラウドサービスなので、
突然サービスが終了する可能性や、価格が高くなるということがあります。

また、現状は日本語に対応していないので、
そういった部分でも敬遠されてしまうかもしれません。

個人としては

Googleカレンダー感覚で予定を立てられるので、
先の予定が視覚的にわかり理解しやすいです。

この1週間は、Timelyで記録してそれをRedmineに転記するような運用でしたが、
Redmineに都度時間を付けるよりは、何にどれくらい費やしたか正確に計測できたような気がします。